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男友達に誘われてパーティーの人数合わせできただけ
でも隅っこにいた彼女に一目惚れ
その子一人で黙って酒飲んでた
表情も彼と同じくらい退屈そう
でもすぐ思った
今夜だけの縁だな
そう考えてた時
その子が突然彼の側に立った
俯いてバッグの中をゴソゴソ
これぞ渡りに船
必死にときめきを抑えて
自分から声かけて
どうしたの?
彼女スマホ見つかんないって
携帯貸してくれない?
着信音
自分のコートのポケットから
彼女を?
ありがとうって
ちょっと気まずそうに去った
彼女が去った後
かい少し落ち込む
そう思った途端
さっきの番号からメッセージ
鯨公園にいるって
飲みたかったら来てって
かい2秒ほど固まってから気づく
さっきのやり取り
全部彼女の計算づく
もう彼女に惹かれてたかい
もちろん会いに行く
彼女をまるで来るの分かってたみたいに
袋からビール缶を2本取り出して手渡す
かい率直に言う
さっきの手口うますぎ
彼女認めず
ただ笑ってこう言う
ただ誰かと飲みたかっただけ
だからつい送っちゃった
話してて気づくやけに波長が合う
同じマイナーバンドを追ってるだけでなく
細かいことへの反応まで一緒
話が尽きない
距離もどんどん縮む
彼女をあかりって
大学院卒業したて
今は個人の服屋で働く
かいまだ研修中って
でも大きい印刷会社はもう決まってる
来春から本採用
ビール空っぽ
そろそろ帰ろ
かい思い切って告白する
あかり答えず
ただありがとうとだけ
そして彼の手を引いて終電へ走る
End of transcript · 335 words