Japanese transcript

なんでロシアの地下鉄って美術館みたいなん?

全部スターリンのせい。

1935年にモスクワ地下鉄が開業した時、スターリンが「労働者が宮殿に入る気分で乗れ」 と指示を出して、

建築家と芸術家を招集し、ガチの美術館を地下に作らせた。

技術面ではロンドン地下鉄のエンジニアにアドバイスをもらってるから、実質イギリスの力を 借りて宮殿を建てたようなもん。

壁は大理石、天井はシャンデリア、モザイク画にブロンズ像まであって、駅ごとにテーマが違 う。

中でも革命広場駅には76体のブロンズ像が並んでいて、その中の軍用犬の鼻を撫でると試験 に受かるという言い伝えがあり、

毎日大量の通勤客にスリスリされまくった結果、犬の鼻だけテッカテカに光ってる。

まさにロシア版ビリケンさん。

しかもすぐ近くにある鶏の像は「触ると不幸になる」と言われてるのに、こっちもテカテカ。

不幸を自ら取りに行くモスクワ市民のメンタルが一番の芸術作品。

そしてエスカレーターが、マリアナ海溝ぐらい深い。

モスクワで一番深い駅、パルク・パベーディは地下約84mで、28階建てビルがすっぽり入 る深さ。

エスカレーターは126mで740段あって、乗ってるだけで3分かかる。

通勤じゃなくてアトラクション。

深い理由は、モスクワの地下に地下水脈が大量にあって浅く掘れなかったのと、戦時中は防空 壕として使えるように設計されたから。

実際に第二次大戦中、スターリン本人がマヤコフスカヤ駅のホームで国民向け演説をしてる。

ちなみに北朝鮮の平壌地下鉄もロシアと似てるけど、これは偶然じゃない。

1960年代にソ連と中国の技術支援で作られて、モスクワをガッツリお手本にしたから、壁 のモザイク画やシャンデリアがそっくり。

深さ110m以上で防空壕機能まで完コピ。

運賃は5ウォンで、日本円にして1円以下で世界一安い地下鉄。

色んな意味で太っ腹やん。

モスクワの地下鉄は1回約75ルーブルで、日本円にして約150円。

ロシアの地下鉄は駅によって値段が変わらない均一運賃なので、304もの駅がある地下美術 館を日本のペットボトル飲料ぐらいの値段で楽しめる。

つまりルーブル美術館より安いルーブルで鑑賞できる。

にゃはは。

End of transcript · 447 words

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