Japanese transcript

シベリアで木数える仕事ってガチであるん?

ガチ。300年以上続いているれっきとした国の仕事。

日本で「シベリアに飛ばされて木でも数えてろ」って言ったらほぼ「おまえクビ同然な」って 意味やけど、

ロシアにはこれをマジの仕事としてやってる人たちがいる。

名前は「レースニック」で森の番人。

木を数えるだけじゃなく、勝手に木を切る奴の取り締まり、山火事の見張り、木植えまで全部 ワンオペでやる。なんでも屋。

で、この仕事は18世紀からある。

ピョートル大帝が海軍の船に木が必要で、森を管理する役人を全国に置いた。

森のルールを200個ぐらい作って、勝手に樫の木を切ったら死刑。

それから300年経って、今ロシアの森は約8億ヘクタールで世界一デカい。

木の数は大体6400億本で、地球にある木の5本に1本はロシアに生えてることになる。

で、この6400億本誰が見てるかと言うと、森の番人たったの3万人。

1人が関わる広さは約27,000ヘクタールで、山手線内側の4倍ぐらい。

1人で東京23区の半分ぐらいの森をカバーしてる計算。

持ち物はトランシーバー1台と地図ぐらいで、熊に出くわしたり、木の泥棒とやり合ったり、 冬は極寒の中をほぼ手ぶらーシカで見回り。

しかも給料がおかしい。

全国平均で月35,000ルーブル、日本円にして約7万円。

これが田舎だと月15,000ルーブルで約3万円まで下がる。

山手線4個分の森を月3万で守れという漆黒のブラック企業で、木より先に生活が枯れる。

もームリ!

しかもソ連の時代は番人を育てる専門の大学が11校あったのに、今はたった3校。

卒業してもこの仕事を続けるのは1割だけ。

さらにある地域では330人いた番人が47人まで減ってて、全国で12,500人以上足り ない。

番人がいないから木がどんどん盗まれて、被害は年間100億ルーブル以上。

守る人が足りなくて、守るものが消えていくっていうカオスな状態。

消えてないのは求人だけ。

おそロシア。

End of transcript · 449 words

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